【要注意!】求人票からブラック企業を見分ける7つのポイント
こんばんは!クアッド・スターズのリョウタです。
就活を一生懸命していて「ここが良さそうだな」と入社した企業。
「頑張るんだ!」と決意をしたのもつかの間だった経験ありませんか?
入社してみて自分の過ちに初めて気がつく・・・
「ブラック企業に入社してしまった!」
しかし、その企業を選んで入社を決意したのはアナタです。(残酷ですが全ては自己責任である)
つまり、このような失敗は入社前にその企業をしっかりとリサーチしていれば、ある程度は防ぐことは可能です。
今日は求人票からブラック企業を見分ける7つのポイントをテーマに解説をしていきます。
それでは見ていきましょう(^^)
求人票のみでブラック企業の判断は難しい
結論からお伝えしましょう。
求人票のみでブラック企業か?どうか?の判断は難しいと断言します。
求人票の記載内容でウソはつけない訳ですが、微妙なニュアンスの違いや理解の仕方1つで誤解してしまう人も少なくありません。
ぶっちゃけ、ハローワークの求人票やら転職サイトを閲覧していると、「おっ!ええやん!」みたいな企業が存在しますが、求人票に記載してある内容のみを鵜呑みにすると痛い目にあいますので要注意です。
その企業の内情を知るには、その企業に実際に行って自分の目で見て、事実を確かめないと解らないということが結論です。
面接のタイミングを利用しつつ、面接官の態度や社内の雰囲気を内覧する。
(企業説明会などに参加し情報集に努めるのも1つの方法である)
入社前であれば、いくら求人票に良さげなことが記載されていようが、事実としてギャップがあるようであれば辞退も可能です。(くれぐれもブラック企業はパスするようにしましょう)
めでたく内定を勝ち取ったとしても安心は禁物!
油断せず入社する前に双方の行き違いが無いかをしっかりと納得のいくまで確認する。
求人票のみでブラック企業と判断して決めつけるのは困難ですが、これってもしかして?のよなブラック企業を選別することは可能です。
「ブラック企業の判断ってムズイ!」
「1人で探すのって不安・・・」
このように転職活動で闇雲に探し回わったり、1人で探す転職は不安だ!ブラック企業には入りたくない!という方は転職のプロでもある転職エージェントに相談
これから述べる内容が求人票に記載されているようであれば、そこはブラック企業かもしれないと疑てみるくらい慎重に行動することをオススメします。
7つのポイントをさらに詳しく深掘りしていきましょう。
1.給与がやたら高い、ふり幅が大きい
志望する企業の給与がやたら高い場合は要注意です。
『入社1年目でも年収600万、2年目で年収1,000万も達成可能』などです。
このような場合、かなり過酷な長時間労働を強いられることが予想できますし、オーバーワークが常態化していることを物語っていると言っても過言ではありません。
そもそも未経験求人の一般的な初任給は、月収25万(手取り20万)で年収300万もいけば御の字です。(年齢による経験値、スキルのある経験者であればそれ以上も期待できるかも)
給与のふり幅が大きい場合も要注意です。
とある転職サイトの企業では基本給30万~40万と記載されている案件がありました。ちなみに求人票には初任給のことは一切がっさい記載されていません。実際に確認をした初任給は手取り15万ほどでした。(基本給30万~40万は偽りではなく専門性スキルを高めたベテランならありえる)
応募者を集めたいばかりに、あたかも初任給っぽく記載されている案件も珍しくありません。
(給与がやたら高かったり、ふり幅が大きい企業はブラック企業の可能性あり)
同業種の平均給与はどれくらいなのかを比較検討するのがオススメします。
2.基本給にみなし残業代が含まれている
自分が想像していたよりも、基本給がかなり高く魅力的だと即行で飛びつくのはストップ!
その甘い蜜はトラップの可能性があります。
とはいえ「早く転職先を探さなければ!」と、いろいろな求人情報を漁っていると、どれもこれも好条件に見えてしまうのが事実。(今の自分の給料と比較すれば当然かも・・・)
結局は単純に職場を変えるだけの転職をしただけ、天職には巡りあえなかった・・・
せっかくの転職であれば、例え収入が一時的に落ちようが楽しくイキイキと仕事がしたいですよね。
基本給が記載されている備考欄などを良くチェックしてみましょう。『みなし残業代含む』と記載されていませんか?もしくは『固定残業代含む』や『一部残業代を含む』です。
本来、基本給にプラスして残業代は別途支給されるべき手当ですが、みなし残業とはあらかじめ基本給の中に残業部分の給料を上乗せして基本給を高く見せる手法です。
基本給が高い状態であれば残業をしてもしなくても、最終的にはもらえる額面は大きくなる訳なので言うことありません。(お得になる場合もある)
逆に基本給が非常に低く設定されているにも関わらず、しかも残業をしなければ人並みに稼げないのでは本末転倒です。(時間単価で計算したらアルバイトのほうがマシ)
残業続きの毎日で帰宅は日が変わってからが当たり前、休日も返上で出勤していては体力が消耗するだけですよ。体が疲弊した状態では精神状態も不安定になります。
『みなし残業代含む』は多くの場合は不幸になる可能性がありますので慎重に検討しましょう。
3.資格要件が低すぎる
企業が求める人材の応募要件(資格要件)にも注目してみましょう。
この応募要件(資格要件)に関する内容のハードルが低すぎて、誰でもカンタンに応募できてしまうような求人案件は要注意です。
『未経験可』『学歴不問』とか『資格不要』などです。
「次の就職先を早く探さなければ」という焦りから上記のような求人案件に手を出してしまいがちですが、これって言い換えれば『使える人材であれば誰でもOKだよ』と言うことですね。
スキルが無くてもできるカンタンな仕事内容であり、代わりの人材はいつでも補充すれば企業側にとっては問題ないような職種です。
小売業や製造業などでも多く見かけますね。
(1~2週間もすれば慣れちゃうような職種って給料は低い)
つまり離職率の高い企業であり、常日頃から新しい人材を求めている可能性が十二分ありです。使い捨て人材で働いてくれれば誰でも良い。いわゆるソルジャー型人材を集める企業かもと疑ってみよう!
『〇〇〇経験あれば尚可』『経験者優遇』との記載がある場合は、その人材のスキルを高く評価してもらえる可能性はあります。
4.20代~30代の若手が活躍中
20代~30代の若手が活躍中!これって一見すると魅力に感じませんか?
「自分も若くして昇格するのも夢じゃないかも?」
しかし、言い換えれば20代~30代の若手しか残っていない企業であり、実力のあるベテラン社員達はとっくに退職している可能性もあります。
しかも、そんな若手も良い転職先を見つけては早期退職していく悪循環を繰り返している場合も全然あります。
起業したてスタートアップであれば話しは別ですが、多くの中小企業は20代~50代くらいの幅広い年齢層の方がバランス良く在籍しているはずです。
これとは逆に僕が以前勤めていた企業では、優秀な若手が次から次へと退職し、残った社員は40代以上が圧倒的に多い企業に在籍していた過去があります。
一緒に入社した同期は2020年の現在に至って0人です。(僕自身も2018年に退職済み)
新入社員研修では約30人いたかな?
同期のみんなはどこに行ってしまったんだろう??
さすがに、今後の自分のキャリアと企業の将来性に絶望しましたね。
「このままだと老人の介護をさせられる!」かもしれないと・・・
5.楽しく和気あいあいでアットホームな職場
楽しく和気あいあいとした職場環境は憧れの1つです。
人間関係でトラブルったことのある経験者であれば魅力的に思うこと間違いありません。さらにアットホームな職場環境であれば、ホワイトかつ健全な職場のように解釈してしまいがちですが、このような記載があったら大きな落とし穴の可能性ありですので要注意です。
中小企業などの求人案件にて良く見かけるフレーズですが、一見すると職場内の雰囲気も良くて働きやすそうなニュアンスとして解釈してしまいがちですが、この裏側にはトラップが潜んでいます。
カナリの頻度で就業後に飲み会やら、休日も社内イベントなどなどでプライベート時間を搾取されます。(仲間意識の強い企業あるあるですね)
ピリピリとギクシャクした職場環境よりかはマシ?かもしれませんが、就業中と就業後の切り分けがあいまいな場合が想定されます。
『ハッキリ言って、その飲み会ってムダじゃね?』
仕事は仕事、しっかりとプライベートを充実させたい人にとっては大きなストレスを感じますよね。馴染めないとヒドイ疎外感を感じるかもしれません。
さらに人権を無視した『パワハラ』『セクハラ』『モラハラ』が常日頃から繰り広げられているかもしれません。
6.あいまいな精神論が含まれている
「全社員で一丸となれば困難な課題も乗り越えられる」のような、あいまいな精神論の記載があるようであれば、その企業ではおそらく元気いっぱいの朝礼があります。
朝の7時くらいから声出しとかってマジでシンドイですよ。
交代で日直が全社員の前に立ちラジオ体操・・・
そして・・・始まる経営理念の唱和。
『社員一丸となり~』
『日々、精神誠意で~』
『世間の幸福のために役に立つ~』
みたいな社訓をひたすら大きな声で唱和する。
終わりに最近感動したことをスピーチ・・・
全員そろって拍手。
ハッキリ言って洗脳としか思えないこの状況!
これ、実際に僕が働いていた企業で毎朝行われていたんです。
さらに、入社1年~2年目を対象とした社員研修は過酷だった・・・
早朝から山に連れていかれ、外部から来た教官?と呼ばれている人が丸1日かけて全体後進と声出しで徹底的に絞り上げる。(午後には喉がカラカラで声が出ねぇ・・・)
「教官の命令は絶対!」
「私語は慎み歯を見せて笑うことは許さん!」
想像以上でした・・・(まるで軍隊ですね)
昔ながらの日本企業にはこのような社訓唱和や過酷な研修を、社員に叩き込んでる企業は多く存在します。パワハラの1歩手前のやり方をあえて実行し、大声で発生させることで今までの自分を否定させる。そして、自分の意思を捨てたまっさらな状態にすることで、従順な奴隷(ロボット)が完成していく訳です。
7.募集期間にも注目
「この企業っていつも募集しているな」
このようにいつも求人を募集している企業は常に人手不足であり、離職率の高い可能性ありですので要注意です。
ハローワークであれ、転職求人サイトであれ募集期間(掲載期間)は必ず決まっていますが、1年以上も前からいつも掲載されている企業って結構存在しますね。
企業により一概には判断できませんが、なにか裏があるかもしれません・・・
今日のまとめ
いかがでしたか?
今日は求人票からブラック企業を見分ける7つのポイントをテーマに解説してきました。
求人票の記載内容でウソの記載は無いと信じたいところですが、微妙なニュアンスの違いや理解の仕方1つで誤解してしまう人も少なくはありません。
人材を募集する企業はアナタが応募したくなるような、魅力的かつ巧みなアピールをして求人票を作成しています。いずれにしても記載内容を鵜呑みにしたりして信用しすぎないことをオススメします。
実際は求人票のみでブラック企業を判断するのは困難とも言えるでしょう。
志望した企業をより深く理解する方法は、その企業へ実際に行き自分の目で見て確かめてみないと解りません。
「一体どれが天職なのか解らない!」
「1人で探すのって不安・・・」
このように転職で闇雲に探し回わったり、転職が不安だという方は転職のプロでもある転職エージェントに相談