【ミニ四駆】ポリカボディの塗装にチャレンジする方法【5つの手順】

ポリカボディ 塗装 チャレンジ 手順

【ミニ四駆】ポリカボディの塗装にチャレンジする方法【5つの手順】

こんばんは!

QUAD・STARS Factory(クアッド・スターズ ファクトリー)リョウ工場長です。

皆さんコツコツとミニ四駆作っていますか?

ミニ四駆で使用されるボディはさまざまな種類が存在しますが、軽量で丈夫なポリカボディは多くのレーサーが好んで愛用しています。

 

「ポリカボディの塗装ってどうやるの?」

 

このような疑問点もあり難しそうなイメージで、なかなか踏み込めないのではないでしょうか?

この記事を読むことで誰でもカンタンにポリカボディの塗装にチャレンジできます。

一緒にポリカボディの塗装をしてみましょう!

 

レーサーミニ四駆とは名前のごとく『走りを楽しむマシン』ですが、ボディをカッコ良くキレイに仕上げるのも楽しみ方の1つと言っても過言ではありません。

パッケージデザインのマシンを忠実に再現してみたり、お気に入りのカラーリングでオリジナル塗装をしてみたりと思いのままに塗装してみましょう。

この記事内ではネオVQSを使用して、ポリカボディの塗装方法を5つの手順で紹介していきます(^^)

合わせて注意点もチェックしておきましょう。

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【5つの手順】ポリカボディ塗装にチャレンジ!【注意点もチェック】

まずは基本的な塗装作業時の注意点として、ポリカボディを塗装するのも通常ボディ(プラスチック製)を塗装のもあまり大差はありません。

 

【塗装作業時の注意点】

①部屋の換気をしながら作業

②引火性が高いため火気厳禁

③湿気の少ない晴天時が好ましい

 

室内で塗装をするのであれば換気扇を使用したり窓を開けると言ったカンジで、常に空気の入れ替えが可能な環境で作業するようにしましょう。

 

ほとんどの塗料は揮発性の高い溶剤です。(引火性が高く火気厳禁!)

火の近くで塗装作業するのは非常にキケンですので使用しないようにしましょう。

 

塗装作業に適した環境はズバリ湿気の少ない晴れの日です。

湿度が高めな雨の日などは要注意でして、塗装面が白くなってしまう(カブる)こともあり失敗の原因になってしまいます。湿気が多い雨の日はなるべく避けるようにしましょう。

(特にトップコートのようなクリヤー塗装はカブりやすい)

 

以上、ここまでの注意点を押さえたら、いよいよポリカボディを塗装する手順に移ります。

 

【ポリカボディを塗装する5つの手順】

✅ボディを丁寧にカット

✅ボディを良く洗浄

✅ポリカ専用塗料で塗装

✅裏打ち塗装で色透けを押さえる

✅ステッカー貼り付けをして最終仕上げ

 

通常のプラスチック製ボディは下地処理は必須ですが、ポリカボディは裏側から塗装するため下地処理は必要ありません。(人によってはポリカボディ塗装の方が楽?)

ボディのカット

ポリカボディの塗装に必要なツールとは?

まずはポリカボディの塗装にチャレンジする前に必要なツールを揃えておきましょう。

【ポリカボディの塗装に必要なツール】

1.ポリカ専用の塗料

2.小型の曲線ハサミ

3.デザインナイフ

4.ボディを洗浄するスポンジ

5.マスキングテープ

 

 

【手順1】ボディを丁寧にカットする【ケガ要注意!】

ポリカボディは余白部分をカットする作業が必須です。

より高い完成度を目指すのであれば、このカット作業は丁寧に行いましょう。

 

何もしていないポリカボディはこんな状態。

 

組み立て説明図を参考にカット部分を把握します。

(あらかじめ作業手順を読んでおくとスムーズに進行可能)

 

ミニ四駆のボディはサイズが小さいため、通常のハサミだと大きすぎます。

そこで登場するのが眉毛の手入れに使用する小型のハサミ。(100円均一などで入手可能)

 

先端がやや曲がっている形状ですので、細かな部分もキレイにカットできます。

 

 

余白部分はカット作業の邪魔になるので、まずはザックリと大まかにカットしましょう。

 

リヤウイング部分は曲面が多く難しそうですね・・・。

 

カットする形状によってはデザインナイフも使用してみましょう。

 

少しずつ切込みを入れてカットします。

(くれぐれもボディをカットしすぎたり、指も一緒に切ってしまわないようにケガ要注意!)

 

とりあえずキレイにカットできました。(所要時間は20~30分ほどで終了)

 

フロント側。

 

リヤ側。

ボディのカットは完成度にも大きく影響します。

なるべく丁寧に慎重に作業しましょう。

【手順2】ボディを良く洗浄しましょう【中性洗剤がおすすめ】

カット作業が終了したら、ボディに付着した油分を中性洗剤(キッチン用洗剤)で洗浄しましょう。

小さめのスポンジを使用して洗浄します。

 

入り組んだ細かな部分は柔らかめの歯ブラシを使用しますが、ゴシゴシと擦る必要はありません。

キズ付けてしまわないように優しく洗います。

 

適度に洗浄したら水道水で良くすすぎ、良く乾燥させてから塗装作業に移りましょう。

【手順3】ポリカ専用塗料で塗装する【PS印が目印】

ポリカボディを塗装する場合、必ずPS印のポリカーボネート専用塗料を使用しましょう。

(プラスチック専用塗料で塗装するとクラッシュなどによる衝撃でカンタンにはがれてしまう)

 

今回のネオVQSは組み立て説明図を参考にブライトガンメタル(PS-63)を塗装します。

(ブラック(PS-5)はボディの裏打ち塗装用)

 

【塗料は1回~3回くらいに分けて塗装】

✅1回目の塗装(少しだけ色が付く)

✅乾燥(1時間くらい)

✅2回目の塗装(やや色が付く)

✅乾燥(1時間くらい)

✅3回目の塗装(ムラ除去)

✅乾燥(半日くらい)

 

少しずつ段階的に塗装をしていくのがコツです。

(乾燥時間はあくまでも目安。塗装したら乾燥させての繰り返し)

最初はフワッと塗料がのるイメージで吹きつけましょう。

 

2回目の塗装作業が終了しました。

3回目の塗装をするかどうかはケースバイケースですが、今回のようなメタリックカラーは色ムラが発生しやすい。

 

と言うわけで3回目を塗装しました。

 

この状態で半日ほど放置。

 

本来はここまでで塗装作業は終了ですが、ボディの裏打ち塗装をして仕上げます。

【手順4】裏打ち塗装で色透けを押さえる【重ね塗りが効果的】

ボディの裏部分をブラック塗装(裏打ち塗装)することで、金属っぽい重量感のあるイメージを表現してみました。

 

シルバーなどのメタリック系カラーであればブラックを裏打ちとして塗装します。

(表面のカラーによって重ね塗りするカラーは異なる)

 

ブラック塗装が終了。

 

さらに1日ほどじっくりと乾燥させましょう。

 

乾燥が終了したらボディ表面を保護する透明フィルムを忘れずにはがしましょう。

 

【手順5】ステッカー貼り付けをして最終仕上げ【コツを伝授します】

塗装作業が終了して十分に乾燥させたら、いよいよステッカーを貼り付けて仕上げていきましょう。

ステッカー貼りつけは完成度を左右する重要な作業です。

 

「ステッカー貼り付けって苦手なんだよなぁ・・・」

 

そんな方のためにコツを伝授します!

 

忘れてはいけない保護フィルムをはがします。

 

ステッカーを貼る前に前後のキャッチャー部品を取り付けましょう。

 

フロント側のキャッチャーは加工が必要。

 

指示された余分な部分をカット。

 

フロント側とリヤ側でトラスビスの長さが異なります。

フロント側(2×5㎜)を1本。リヤ側(2×8㎜)を2本使用。

 

どれだけ塗装が上手にできていても、せっかくのステッカーが斜めになって位置がズレたり、シワが入ってしまたりすると台無しです。

特にポリカボディに付属するステッカーは粘着力が強めでシワも発生しやすいため、可能であれば1発で貼り付けられるようにしていきましょう。

失敗しやすい大き目のステッカーをキレイに貼るコツを伝授していきます。

 

ステッカーのロゴより一回り大きめに裏台紙ごと切り取ります。

 

2/3ほど裏台紙をめくりましょう。(裏台紙が残った状態なので粘着面に触れてしまうミスも防げる)

 

 

位置を確認しながら軽く貼り付け、気泡が入ったりシワがよらないように慎重に貼り込みましょう。

 

 

小さめのステッカーであればピンセットの使用もオススメ。

 

ステッカー表面をキズ付けないように綿棒を使用して貼り込みます。

 

 

 

徐々に完成間近・・・。

 

 

美しく仕上げられました。

 

今日のまとめ

いかがでしたか?

今日はポリカボディの塗装方法を5つの手順で紹介してきました。

ポリカボディを塗装する場合、作業の手順も使用する塗料も通常の塗装とは異なる部分はあります。

 

【ポリカボディを塗装する5つの手順】

✅ボディを丁寧にカット

✅ボディを良く洗浄

✅ポリカ専用塗料で塗装

✅裏打ち塗装で色透けを押さえる

✅ステッカー貼り付けをして最終仕上げ

 

【ポリカボディの塗装に必要なツール】

1.ポリカ専用の塗料

2.小型の曲線ハサミ

3.デザインナイフ

4.ボディを洗浄するスポンジ

5.マスキングテープ

 

とはいえ何も特別な技術やツールなどは必要ありませんので、誰でもカンタンにチャレンジは可能。

最後に完成したネオVQSをシャーシに搭載してみました。

 

制作のポイントとコツさえ押さえれば、これくらいの完成品は目指せます。

今日はここまで!

では(^^)