【ミニ四駆】カーボン仕様の贅沢な1台を制作してみた【レビュー】

カーボン仕様 制作 レビュー

【ミニ四駆】カーボン仕様の贅沢な1台を制作してみた【レビュー】

こんばんは!クアッド・スターズのリョウタです。

ミニ四駆は無改造のノーマルでも魅力的な製品であり、模型としてキレイに制作をしてディスプレイするのも楽しみかたの1つです。

さらにタミヤ社から発売されているチューニングパーツを使用し、自分好みにカスタムできる点が大ヒットした要因とも言えますね。

僕も自分仕様のオリジナルミニ四駆の制作にドはまりしている1人であり、『誰よりも速く』というスピードの魔力に取りつかれています。

ただ速いだけでは物足りない・・・

せっかくならカッコイイ良くて速いマシンを制作したい!

今日はカーボン中毒である僕が制作した、カーボン仕様の贅沢な1台を制作してみましたので、早速レビューを見ていきましょう(^^)

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カーボンを惜しみなく使った贅沢な1台

いきなりですが・・・僕はカーボン中毒者です!

カーボンの魅力はその強固な硬さですが、カーボン中毒者が語る一番のポイントとは、その見た目が何とも言えない魅力です。

ぶっちゃけ、普通のFRPでも同じように制作は可能ですが、どうせならカーボンを惜しみなく使った贅沢な1台を制作してみようと考えたのがキッカケでした。

特にローラーを取り付ける前後のプレートに関しては、カーボンプレート(1.5㎜厚)がオススメです。

というのも、レースなどにおいては高い耐久性が求められますし、FRPプレートでは耐久性に若干不安ありですね。(力が分散してしまい、カチッとした安定した走りが不可能)

一方でカーボンプレートであれば、素材自体の強固な硬さで安定した走りの実現が可能です。

見た目めに関してもカーボン柄は高級感がグッと増しますので、ローラー取り付けステーだけでもカーボンプレートの使用を強くオススメします。

(選択肢としてブレーキなど各パーツごとにカーボンとFRPを使い分けましょう)

使用したボディはサンダーショットMk.Ⅱ

使用したボディはサンダーショットMk.Ⅱ(クリヤースペシャル)のポリカを使用しました。

もともとは2010年7月頃に発売された限定キットです。

惜しくもこの当時は買い逃してしまったため、手に入れるのは難しいと諦めていました・・・

しかし!嬉しいことに2018年にタミヤ特別企画商品として再販されました。

(タミヤさんありがとうございます!)

 

以前に買い逃してしまったという教訓から、今回は3台まとめ買いをしまして、約2年眠らせていました。そのうちの1台を開封して使用していきます。

やっぱりサンダーショットMk.Ⅱってカッコイイ!

開封するのがもったいなくて、少しだけためらいましたが・・・開けちゃいます!

タミヤ ミニ四駆特別企画商品 サンダーショット Mk.2 クリヤースペシャル (ポリカボディ) プラモデル 95463
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基本色はブラックにて塗装。

『雷』の文字はオレンジとイエローのグラデーション塗装。

 

最終的にシルバーで裏打ち塗装仕上げをしました。

MAシャーシは安定感は抜群である

そもそもサンダーショットMk.Ⅱに付属しているシャーシはMSシャーシです。

ダブルシャフトモーターを採用している点は、今回使用しているMAシャーシと同様ですが、そのシャーシ構成には大きく違う点が数カ所あります。

MSシャーシとはセンターユニットを中心に、フロント側のN-02ユニット、そしてリア側のN-01とこのように3つのユニットで構成されているシャーシです。

各ユニットはボックス形状ですので、非常に高い剛性とねじれに強く、安定した走行の実現が可能です。(近年ではサスペンション構造にするMSフレキといったチューニング手法を多く見かけます)

一方、MAシャーシはMSシャーシと比べて全長4㎜、全幅で5㎜と一回り大きく、走行中においてコース内ではブレずに安定した走りが可能であり、安定感は抜群でして丁寧に組み立てれば、誰でもある程度の速いマシンは制作可能です。

ちなみにMAとはMidship Aero:ミッドシップエアロの略称です。モーターの搭載位置が中央にあるマシンをミッドシップと呼びます。(MSシャーシもミッドシップタイプ)

Aeroとは、走行中の気流(エアロ)の流れを利用していまして、空力性能を追求したARシャーシの特徴を継承しています。

つまり、一体型のモノコック構造を採用しているMSシャーシの高い剛性と、ARシャーシの空力という2つのシャーシの性能を良いとこ取りしたのがMAシャーシという訳です。

マシンスペック

今回のマシンスペックをご紹介していきましょう。

【マシンスペック】

✅ボディ:サンダーショットMk.Ⅱ(ポリカ)

✅シャーシ:MAシャーシ(低重心&軽量化加工)

✅モーター:ライトダッシュPRO

✅ギヤ:超速ギア(3.5:1)

✅マシン寸法:全長160㎜×横幅103㎜×全高51㎜

✅マシン重量:125g(電池含まず)

✅最高速:24km(スピードチェッカー計測)

 

【フロント側】

 

【ライト側】

 

【レフト側】

 

【リア側】

 

【電池非搭載時のマシン重量】

 

【電池搭載時のマシン重量】

 

いずれもレギュレーションに従って制作しています。

 

【スピードチェッカー計測値は時速24Km】

ノーマルモーターの場合およそ11Km~15Kmですので、まぁまぁですかね?

ライトダッシュモーターPROを搭載していますが、実際のところコースで実際に走らせてみないと解りません!

ミニ四駆ってコースアウトしては意味がなくスピードが全てではありません。(安定した走りこそ重要である)

コースレイアウトによってローラーの大きさ、マスダンパーの重さや配置を変更し、モーターの種類を変更してスピードをコントロールする。いずれにしてもセッティングは必須ということですね。

 

コースレイアウトによりモーターやギア比の選択方法はさまざまですが、これをベースマシンとしてジャパンカップなどのレースで活躍できる日を待ち望んでいます。

シャーシを低重心&軽量加工

MAシャーシは高い剛性力がウリです。

よって、シャーシ底面をくり抜いて軽量化をしても、強度には全く支障ありません。

 

電池が下側に落ちないようにギリギリ狙いで削り加工を施してます。

ノーマル時より約4gの軽量化に成功です。

【ノーマル、約23g】

 

【加工後、約19g】

(画像はMA強化シャーシのブラックですが、今回の蛍光オレンジタイプと重量は同様)

バンパーカット加工も軽量化に貢献しています。

 

 

さらに、重量物である電池の搭載位置が、少しだけ下側になることで低重心化も狙って安定した走行を目指しました。

(立体コースで低く飛ばすことが可能)

 

注意点としては電池位置が下側に下がりますので、そのままではすき間が空いてしまい電池がグラついてしまいます。

電池受けの裏側にブレーキスポンジなどを貼りつけて、押さえ部分に厚みをつけて電池をガッチリ押さえられるように工夫は必要です。

オリジナルでヒクオユニットを制作

オリジナルでヒクオユニットを制作しております。(もちろんフルカーボン)

ホワイトプリントを残した状態で加工しており、丁寧に削り出した力作です。

 

サイドプレートとセンタープレートの結合部分は、株式会社ウェーブからは発売されている瞬間接着剤×3G(カケルサンジー)を使い固定。

というのもヒクオユニットはビス止めのみでは、走行中に横にズレてしまうことがあります。するとマスダンパーがシャーシに干渉してしまい、ヒクオユニットが作動しない事態に以前直面しました。

以上の経験からヒクオユニットの結合部分は、ガッチリと固定しておくことをオススメします。

ウェーブ 瞬間接着剤×3G 高強度タイプ
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シャーシ底面をフラット化

シャーシ底面をフラット化して、なるべく引っ掛かりが無いように加工してみました。

【リア側】

 

【フロント側】

タミヤ社から発売されている皿ビス(ブラック)を使用しています。

皿ビスを使用するのであれば、ビス頭がカーボンプレートに隠れるように『ザグリ加工』は必須!

リューターにザグリ加工用ビットを取り付けることで、キレイに早く作業できるのでオススメです。

タミヤ クラフトツールシリーズ No.130 2mm 皿ビス穴加工ビット 電動リューター用 プラモデル用工具 74130
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ハンドリューターは安くても十分ですが、長く愛用するのであれば速度調整機能付きがオススメです。

プロクソン(PROXXON) ミニルーター MM50 12V トランス付 No.28515
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ギアの位置出し

 

ギアの位置出しは必須ではありませんが、ギアが横にブレて壁側に干渉してしまう現象を防ぐために再調整の目的で実施しています。

スパーギアは1㎜で6カ所の穴あけ加工を所施し軽量化。

スパーギアの片側(フロントは右側・リアは左側)にハトメ金具で調整をしており、カウンターギアは絶縁ワッシャーで調整(フロントは左側・リアは右側)それぞれ位置出しをしています。

これまでの経験上、これが一番ギア鳴りが静かであり、しっかりとトルクを伝達できている状態かなと考えています。(シャーシによって調整方法は違いますので、これが正解ではありません。様子を見ながらセッティングしていきましょう)

見た目もカッコ良く仕上げる

 

やっぱり見た目って重要ですよね。

もともとプラローラーのフチ部分はブルーですが、樹脂染料塗料を使用することで好きなカラーリングに加工可能です。

 

今回使用したSDN樹脂染料(ブラック)です。思ったよりキレイに染色できました!

僕は池袋の東急ハンズにて入手しましたが、Amazonなどでも購入可能です。

染料 樹脂用染料SDN 黒
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そして、マスダンパーもブラックにカラー変更しちゃいます。

しかし、キレイに塗装してもあっという間にハガレます・・・

そこで登場するのが、バーチウッド社から発売されている、『Blass Black』の出番です。

こちらはブルーイングという手法でして、塗装ではなく真鍮を科学反応でブラックに染色(変色)させています。

※化学薬品なので取り扱い要注意です!使用時は手袋と目を守るゴーグルを着用しましょう!

モデルガンを取り扱うショップでも入手可能であり、ガンブルー液という商品名でググれます。

常温黒染剤 ガンブルー液 125g 鉄・鋼・鋳鉄の黒染加工が常温作業で どこでもどなたでも簡単に黒染できます
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メルカリにて絶賛販売中!

ミニ四駆MA完成品 サンダーショットMk.Ⅱ ヒクオカスタム フルカーボン仕様のマシンはメルカリにて絶賛販売中です!

ジャパンカップやショップレースなどのベースマシンとして、導入してみてはいかがでしょうか?

今回紹介したマシンのオーナー希望の方は、フリマアプリのメルカリにて購入可能ですので良かったらどうぞm(__)m

【マシン購入はこちらから!】

今日のまとめ

ミニ四駆の魅力は模型として作る工程を楽しんだり、速さを競う楽しみ方など人それぞれ魅力に感じる部分はさまざまです。

タミヤ社から発売されているチューニングパーツを駆使し、自分仕様にカスタムできる点はやっぱり楽しいです。(パーツの使い方を工夫しアイデアを練り上げましょう)

今回はフルカーボン仕様の贅沢な1台を制作してみましたが、なにもカーボンパーツにこだわる必要は全くありません。(できる範囲で楽しめればそれで良いのかなぁ)

完成したミニ四駆が元気良くサーキットを疾走するのって、なんだかワクワクしませんか?

そこのアナタもレーサーになれる日は近い!

今日はここまで!

では(^^)