【ミニ四駆】MAシャーシでガチマシンを制作する【オススメ改造】

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【ミニ四駆】MAシャーシでガチマシンを制作する【オススメ改造】

 

こんばんは!

QUAD・STARS Factory(クアッド スターズ ファクトリー)工場長のリョウタです。

 

前回の記事では、ヤリスWRCのボディ塗装をレビューしました。

 

今日は、MAシャーシでガチマシンを制作する方法をテーマとして、QUAD STARS Factory流のオススメ改造方法を紹介していきます。

 

それでは、さっそく見ていきましょう(^^)

 

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制作に必要なパーツを選定【計画が重要】

 

ガチマシンを組み立てるときに、どんなコースで走らせるのか?

どのようなマシンを目指すのか?によって、必要になるパーツはマチマチでして・・・

 

組み立て出してから、「あっ!ここのパーツを買い忘れてしまった・・・」

という事態はなるべく避けたいのではないでしょうか?

 

失敗しないマシンの組み立ては、ある程度の計画を立てて、必要となるパーツ類の準備しておくことを強くオススメします。

 

ローラーやマスダンパーなどの、いわゆる補助機能の役目をするパーツであれば、コースの特徴によってセッティング変更はあるあるですが。

 

マシンの基本となる前後バンパー(ブレーキプレートも含む)や、さらにタイヤサイズ&モーター周辺に関わるギア類などは、余程のことが無い限りは変更しません。

 

【ガチマシンを制作する基本手順】

①シャーシを決める

②タイヤサイズを決める

③ギヤ比を決める

④モーターを決める

 

基本的にはここまで決めておけばOK。

 

残るは前後ブレーキの高さやローラーサイズなどなど、セッティングする項目は多々ありますが、後から変更はいくらでも可能です。

 

 

モーター慣らし【ワークマシンがオススメ】

今回も使用するシャーシはMAに決定です。

シャーシが決まれば使用するモーターを選んでいきましょう。

 

 

ライトダッシュモーターPRO(両軸タイプ)をワークマシンで慣らし中の様子。

(自作で制作したワークマシンを使用)

 

 

 

正転で5分➡5分休み➡逆転で5分➡5分休みを1セットとし、このインターバルを合計3セット実施してみました。(ギヤは取り付けない状態)

 

 

一応、アプリで回転数を計測。

 

 

ちなみに、ライトダッシュモーターPROの回転数は、14600~17800rpmとのこと。

今回計測した数値上では18330rpm・・・

 

回転数はやや高め?ですが、とりあえず良しとしましょう。

(回転数が高すぎるとトルク抜けの場合もあります。要注意!)

 

モーター&ギヤ類を組み付ける

ここからは、いよいよモーター&ギヤ類を、シャーシへ組み付けていきます。

 

ピニオンギヤはカーボン強化タイプを使用し、超速ギヤ(3.5:1)を組み合わせます。

(スパーギヤには1.5㎜の穴あけを6カ所施して軽量化)

 

もはやガチマシンの定番とも言える、フルベアリング化に決定!

(車軸用に620を4つ、カウンターギヤ用に520を2つ)

カウンターギヤの軸受けは、フッソコートギヤシャフトを使用します。

滑りが良くなるのでオススメ。

 

 

ブラック強化シャフトの72㎜を使用するときは、ホイールへ貫通処理が必須となります。

 

 

620ベアリングとホイールの間へ、絶縁ワッシャーを入れます。

 

フロント側は、ホイール➡絶縁ワッシャー➡620➡スパーギヤ➡ハトメ(ギヤの位置出し)➡620➡絶縁ワッシャーホイールの順番で組み付けました。

 

リヤ側は逆に、ホイール➡絶縁ワッシャー➡620➡ハトメ(ギヤの位置出し)➡スパーギヤ➡620➡絶縁ワッシャーホイールの順番です。

 

 

ギヤの位置出しは必須ではありませんが、ギヤのブレを極力低減させて駆動ロスを無くす目的で実施しております。(やり過ぎるとかえって逆効果です。ホドホドにしておきましょう!)

 

カウンターギヤ側にも様子を見ながら、絶縁ワッシャーを入れてみたりしてセッティングを出していきます。

 

あと、忘れてはいけないのがグリスアップって超重要!

 

ギヤ部分に関してはオイルペンを使用していまして、サラサラタイプで塗布しやすいのが特徴。

 

キャップを外すと先端が筆形状で使いやすくてオススメ。

 

 

 

軸受け部分などはFグリスを塗布。

 

QUAD・STARS Factoryでは、部分的に使用するグリスを使い分けております。

 

何しろ駆動系は奥が深いので・・・

 

走らせながらセッティングを煮詰めていくカンジですね。

 

 

フロントバンパーを制作する

 

まずはフロントバンパーを取り付けるベース部分を、FRPプレートで制作していきましょう。

 

 

今回は、マルチワイドリヤステーを使用しました。

こちらのプレートはいろいろと汎用性があり、お気に入りのパーツの1つです。

(常時ストックしておくと便利)

 

 

不要な部分をカットしましょう。

 

 

自作スライドダンパー(以下:スラダン)をセットしてみました。

 

 

本来はスラダンをシャーシに直接取り付けますが、そのままではボディに干渉してしまいますので、FRPプレートで取り付け部分を微調整しています。

 

 

仮にボディをセット。

 

 

取り付け位置を調整しても、スラダンとボディが干渉してしまいます。

さらに、純正のボディキャッチが邪魔で取り付け不可のため、カットしてしまいました。

 

なのでフロント部分はロックナットで固定できるように、30㎜ビスを立ち上げております。

(レーシングカーのボンネットピンっぽい?)

 

 

 

ローラーは19㎜のアルミタイプです。

スタビライザーはモーターピンの自作品を使用します。

 

 

 

ガッチリと姿勢を保ってくれる、重要なパーツですね。

 

 

 

フロントブレーキは弓カーボンを加工しています。

 

リアバンパーを制作する

 

リヤバンパーに関しても、自作のスライドダンパーをセットします。

 

ローラーの取り付け部分をピン打ちしたいので、まずは真鍮のスペーサーを圧入しましょう。

カーボンプレートに直接固定の場合、外れやすく破損の原因となります!

(真鍮を圧入しておくことで、ガッチリと固定可能でオススメ)

 

 

 

お宝ワッシャーは残した状態で固定。

 

 

カーボンプレートの下側からピンを挿入。

(真鍮スペーサーとお宝ワッシャーで、カーボンプレートを挟み込むイメージ)

 

ウェーブの×3G(かけるさんじー)でしっかりと固定します。

 

 

瞬間接着剤で固定したら、乾燥のため1時間ほど放置しましょう。

 

 

プラリング付きアルミベアリングローラー(5本スポーク)をセット。

 

 

 

サイドステーに関しても、マスダンパーを取り付ける部分へモーターピンを固定。

 

今日のまとめ【マシン完成】

最後に完成したマシンを紹介して終わりにします。

 

 

フロント側。

 

 

リヤ側。

 

実はすでにコースを数回走行させておりまして、何度かぶっ飛んでボディにキズが入ってしまいました・・・

 

スピードは申し分ありませんが、少々重いようでして軽量化が課題ですね。

さらに、リヤ側の自作スラダンが不具合で、前後にガタガタと動いてしまいます。

 

やることは沢山ありますが、ゆっくりとじっくりとトライ&エラーの繰り返しです。

 

そこがミニ四駆の魅力でもあると断言します!

 

今日はここまで!

では(^^)