【ミニ四駆】ヤリスWRCのボディ塗装をしてみた【制作レビュー】
こんばんは!
QUAD STARS Factory(クアッド スターズ ファクトリー)工場長のリョウタです。
みなさん、今日もコツコツとプラモデル作っていますか?
たまにはミニ四駆をパッケージと同じように、説明書のカラー指定を参考に塗装してみました。
今回はヤリスWRCを制作していきましょう!
こちらのヤリスWRCはミニ四駆らしからぬフォルムが魅力でして、スケールモデルのように実車を忠実に再現されています。完成後はそのまま飾っておくのもオススメな優良キットです。
さっそく制作レビューを見ていきましょう(^^)
ミニ四駆を塗装してみる【ガズーレーシングとは?】
まずはガズーレーシングについて、少しだけ解説をしていきましょう。
そもそも『ガズー』ってどんな意味なのか、気になりますよね?
『ガズー』の意味については諸説ありますが、トヨタ自動車がWEBサイトにて、中古車販売を展開していた『GAZOO.com』が始まりとも言われています。
(ガズー(GAZOO)とはGA(画:ガ)とZOO(動物:ズー)が語源となる造語)
今回制作していくヤリスWRCですが、FIA世界ラリー選手権を戦っていくために開発された、トヨタ ガズーレーシングWRTのラリーカーでして、ヤリスWRCの2019年型を再現したミニ四駆です。
フロント部分はカナード翼が装備されており、リヤウイングにいたっては迫力の2段タイプといったカンジで、複雑な形状のエアロパーツが再現されています。
空力を追求した実車のスタイルを崩すことなく、完成度も満足な1台となること間違いナシですね!
下地準備は超重要【サーフェイサー必須】
ここからは、いよいよボディ塗装の工程に移っていきます。
【準備する3つのツール】
・精密ニッパー
・デザインナイフ
・紙ヤスリ(400番~1000番程度)
まずは下地処理です。
とはいえ、最近のプラモデル製造に使用されている金型の精度は非常に良く、基本的には大掛かりな下地処理は必要ありません。
がしかし、ランナーから切り離した痕跡を整え、ヒケ&パーティングラインなどは、どこかしらに派生していると心得ておきましょう。
キレイな完成品を目指すのであれば、下地処理は超重要!
(作業割合は下地処理7割:塗装3割くらい)
これから塗装していく塗料をハガレにくくする効果もありますので、下地処理は必須という訳ですね。
ランナーから切り離すコツは、過去の記事で読めますので良かったらどうぞ。
ある程度の納得いく状態まで塗装面を整えたら、中性洗剤(ジョイなどでOK)で洗浄しましょう。
水分を良くふき取って、良く乾燥させます。
サーフェイサー(以下サフ)は本塗装前の下地塗料です。
(塗装するボディ表面を均一に整え、塗料の食いつきを良くする)
細かな小キズ程度であれば、サフを吹きつけることで消すことも可能。
サフ塗装をする場合、細かな溝(モールドなど)も埋まってしまいますので、くれぐれも吹き過ぎには要注意!
一度サフ塗装をすることで、見逃していたキズなども発見しやすくなりますので、この時点で修正をしておくと本塗装もスムーズに作業できます。
ホワイトで本塗装【取説を参考にカラーを選ぼう】
取説(組み立て説明書)では、どこをどの色で塗装すれば良いのかが、カラーナンバーで記載されています。
指定されているカラーを選択しましょう。
僕の場合ですが普段使い慣れている、クレオスのMr.COLURを使用しました。
指定カラーに近い色合いであれば全然OK。
2回目の塗装が終了しました。
乾燥中の様子。
この後マスキングをして色を塗り分けます。
(2~3日じっくり乾燥がオススメ)
カラーの塗り分け【マスキング処理は丁寧に】
十分な乾燥が終了したらマスキング処理をして色を塗り分け工程に移りましょう。
【あると便利な4つのツール】
・マスキングテープ(18㎜がオススメ)
・デザインナイフ(切れ味が大事)
・カッティングマット
・定規
取説を参考に、塗り分ける場所を判断しましょう。
細かくカットしたマスキングテープを、丁寧に貼っていきます。
塗り分ける境目(フチ)から貼っていくと作業しやすいですね。
全てのパーツのマスキング処理が終了しました。
フロント側。
リヤ側。
エアロパーツも忘れずにマスキング処理をしておきましょう。
ボディの裏側に関しては塗装の指定はありません。
よって、塗装をする必要はありませんが、裏打ち塗装をすることで見栄えが良くなります。
(実際は見えない場所なんで必要ありませんが・・・)
このような部分も塗装し、美観を怠らないのがQUAD STARS Factory流であり、こだわりの1つでもありますね。
ブラックを塗装【色にじみさせないコツ】
時間をかけてマスキング処理をしたのにも関わらず、いざ仕上がってみたら塗り分けカ所のフチがギザギザになってしまった経験はありませんか?
このような失敗は、ある1つの工程を踏むことで解決できちゃいます。
今回はブラック塗装をする前に、1番目に塗装したホワイトを軽く吹きつけました。
(クリヤーでも可)
マスキングテープは『和紙』に近い材質なので、塗料が滲みやすい性質です。
(毛細管現象がおこりやすい)
マスキング後いきなりブラック塗装をしてしまうと、ブラックが滲んでしまいますので1番目に塗装したホワイトで強制的に毛細管現象発生させ、2番目に塗装するブラックの色滲みを食い止めているという訳ですね。
塗装は2~3回にわけて、塗料を薄く吹きつけるのがコツ。
塗装したら乾燥を待つべし!
ボディ裏側の塗装も終了。
乾燥が終了したら、丁寧にマスキングテープを剥がしていきます。
「早く仕上がり具合が見たい!」
という気持ちもわかりますが、くれぐれも塗装面を傷めないよう全集中で作業しましょう。
この作業って何回経験しても、いつもドキドキしながら剥がしています。
マスキングに関する記事も合わせてどうぞ。
ステッカー貼り【丁寧に慎重に】
ヤリスWRCに限らずですが、ステッカー貼りの基本は取説の番号順に進めていきましょう。
(貼り忘れ防止はもちろん、貼る順番が前後すると見栄えにも影響してしまう)
ステッカーに脂分が付着すると粘着力が低下してしまうので、手を良く洗いピンセットの使用を強くオススメします。
(細かな部分はツマヨウジがあると便利)
トップコートで最終仕上げ【塗膜とステッカーの保護】
最終仕上げとして、トプコートを軽く吹きつけておきます。
今回は水性タイプの光沢(ツヤあり)を使用しました。
2回吹きつけて乾燥中の様子。
水性タイプのトップコートは、下地の塗料やステッカーへ悪影響が出にくい塗料です。
安心して使用できるトップコートです。
今日のまとめ
いかがでしたか?
今日はタミヤ社から発売されているミニ四駆、ヤリスWRCのボディ塗装の制作レビューを紹介してきました。
これはあくまでも自己満足の世界ですが・・・
カッコイイと思ってもらえるような、そんな完成品に仕上がったのではないでしょうか?
次回はヤリスWRCをさらにカッコ良く、久々のガチマシンを制作していきます!
今日はここまで!
では(^^)