【ドローンの歴史】世界3大メーカーと日本企業【誕生秘話】
こんばんは!クアッド・スターズのリョウタです。
ドローン(マルチコプター)には100年以上もの歴史があります。
(本格的な実用化にいたったのはごく最近のこと)
そもそもドローンは軍事利用の目的で開発されこの世に誕生しました。
その後、民間向けに現在のカタチへと改良され今にいたります。
さてさて、本題です。
ドローンは一体どこで製造され、どのようにこの世へ誕生したのでしょうか?
少しだけ見ていきましょう(^^)
ドローンは世界中で製造されている
ドローンは世界中の各国でさまざまなメーカーが製造し販売されています。
その数はなんと!約60ヵ国以上で作られています!
さらにドローンを製造している、各国に点在する機体メーカーの数は、あくまでも推定ですが1000社は余裕で越えていると言われています。
現代のIT分野に関する技術は日進月歩で進化しています。
ドローン技術においても言うまでもなく、使用分野の拡大にともない急速に進化しているのが事実。(変化が激しいIT分野に当てはまる、ドローン技術の正確な製造メーカーの統計を把握するのは非常に困難)
ドローンには有望な将来性を秘めていると期待されています。
安全に飛ばすための規制(ルール)などの法整備がほどこされ、機体性能のさらなる向上とビジネスシーンでの活躍拡大はまさに急務と断言します。
このように急速な技術レベルの展開は、新たなるベンチャー企業の誕生や統廃合などにより、目まぐるしく変化していくことでしょう。
ドローン産業の要である主要メーカー【世界3大メーカー】
ドローン産業をささえ、要である主要メーカーは下記の通りです。
【主要メーカー】
✅DJI(中国)
✅Parrot(フランス)
✅3D Robotics(アメリカ)
現在ではドローン産業における世界3大メーカーとも呼ばれています。
ドローンメーカーの代表的なこの3社は、これからのドローン産業をけん引していく無くてはならない中心的な存在ということですね。
この世界3大メーカーが誕生する少し前にもドローンを製造し、そして販売をしていたメーカーがありました。
●1999年、Dragonfly Innovations(カナダ)
●2006年、MikroKopter(ドイツ)
これらのメーカーから販売されていた電動で飛ぶマルチコプターは、研究者のあいだで話題になりました。
その後、Parrot社を立役者としてDJI社、3D Robotics社と現代のテクノロジーの進化とともに世界3大メーカーが誕生しました。
言わずと知られたDJI社は群を抜いてダントツの人気!(読者さんもDJIユーザーも多いのでは?)
性能に関して申し分なく、トップシェアを誇っています。
さらに各メーカーの詳細を詳しく見ていきましょう。
DJI(中国)
DJI社は中国の深圳(シンセン)に拠点を置く、世界でも有数の規模とトップシェアを誇るメーカーです。
(ドローン市場シェアの約70%を占めるDJI社)
もともとは、ヘリコプターの制御システムなどの制作からはじまり、スマートフォンやカメラの手振れを防止するジンバルの研究と調査をしていた企業です。
これらを軸にマルチコプターへとすすみ、そしてドローンの開発へと事業内容を変化させ、ナンバーワン企業に成長しました。
2012年に発売された【Phantom】は通称「空飛ぶカメラ」とも呼ばれています。
空撮をした映像を瞬時にSNSなどにアップロードできる仕組みは時代の流れにマッチしたとも言えるでしょう。
【Phantom】は価格・性能・サイズとコストパフォーマンスに優れ、本格的な空撮と安定飛行が可能なため、ビジネスシーンでも活躍しています。
Parrot(フランス)
もともとは、通信機器事業を手掛けているフランスの企業です。
2010年に発売された【AR.Drone】が人気を博し、ドローンが玩具として広く普及するきっかけとなった、まさにドローンブームの立役者です。
従来のスティックのあるコントローラー(プロポ)ではなく、スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールして操作が可能!
さらに、搭載したカメラの映像をリアルタイムで映しだすことも可能(当時としては画期的な技術)
Parrot社のコンセプトは「誰でもカンタンに飛行を楽しむ」です。
初心者や子供でも安全に飛ばせるMambo!
空中に投げるだけで離陸できるDisco!
デザイン性も非常に高く、Parrot社が掲げるコンセプトと、新しい製品にチャレンジする意欲的なところが、多くのドローンユーザーから熱い支持を受けています。
3D Robotics(アメリカ)
アメリカのネットニュースの著名編集者が設立した企業です。(ソフトウェアの開発がメイン)
皆さんも良くご存じの、Gopro(ウェアラブルカメラのメーカー)と提携してドローンを製造しています。
3D Robotics社の特徴は、オープンな開発環境を提供していることです。(UNIXのようにソースコードを公開している)
オープンな環境でソフトウェアの開発をする企業!
飛行プログラムの改善は自社だけではなく、世界中の人たちで改良をしていくメリットを重視しているのが3D Robotics社です。
他メーカーのドローンは本体にカメラを内蔵した機体がほとんどですが、3D Robotics社はウェアラブルカメラで有名な、あの有名なGoproと提携しています。
Goproのカメラを搭載することで、カメラユニットを拡張できる設計は非常にウレシイですね。
日本企業が手掛けたドローン【キーエンス社】
ちなみに日本企業もドローンを手掛けています。(負けんなMADE IN JAPAN!)
その名もキーエンス社が開発したジャイロソーサー!
そもそもキーエンス社は、各種センサー類を製造しているカナリ有名な企業です。
海外のメーカーばかりが目立ちますが、実はドローン開発の先駆けは日本企業であるキーエンス社です。
有人ヘリコプターの開発がすすむ背景に、複数のプロペラを使用するマルチコプターは、なかなか実用化まで至ってない過去があります。
しかし、1989年に日本企業であるキーエンス社が開発したジャイロソーサーがマルチコプターの元祖として、この世に誕生しました。
搭載されている各種パーツは大きめ、見た目もどこか懐かしいカンジの機体。
機械式のジャイロを搭載していまして、動力源はニッカドバッテリーです。(飛行可能時間は非常に短い。数分程度)
僕がいちばん伝えたいこと【まとめ】
いかがでしたか?
ドローンの歴史には100年以上もの、長い長い歴史があります。
しかし、実用化されたのはごく最近です。
過去のドローン開発者の手で、数えきれない程の実験(トライ&エラー)をくり返し試行錯誤の末の結果が現代のドローン産業を支えています。
やはり過去の偉人たちは想像力と好奇心で、失敗を恐れない覚悟が違います。(頭の中で考えているだけでは、やらないのと同じ)
これからの日本の課題とされている、人材不足解消に役立てられる可能性のあるドローンに将来性が期待されています。
安定飛行と自立飛行、そして高速モバイル回線(5G)や人工知能(AI)など現代のテクノロジーとの組み合わせで、ドローンの実用化に向けた取り組みが進んでいくことでしょう。
今日はここまで!
では(^^)