【プラモデル初心者】パーツを切り離す3つのコツ【3つのNG行為】

パーツ 切り離す コツ

【プラモデル初心者】パーツを切り離す3つのコツ【3つのNG行為】

こんばんは!クアッド・スターズのリョウタです。

今日はプラモデル制作において基本中の基本である、ランナーからパーツを切り離す3つのコツをテーマに解説をしていきます。

さらに、やってはダメな3つのNG行為も紹介していきますので、プラモデル制作の参考にしてみて下さい。

 

単純にパーツを切り取るのってカンタンじゃないの?そもそも切り取るだけの作業にコツなんて必要なのかな?

 

そうなんです。パーツを切り取るだけの単純作業です。

しかし、この単純作業は非常に重要であり基礎作業だからこそ、しっかりとコツを覚えていきましょう。

パーツをキレイに切り取るコツを覚えることで、完成品の仕上がりに大きく影響します。

何より正しくない方法で作業を進めてしまうことで、パーツを破損してしまう悲しい事態にもなりかねません。

ランナーからパーツをキレイに切り離す3つのコツを詳しく見ていきましょう(^^)

 

スポンサーリンク

ランナーからパーツをキレイに切り離す方法

ランナーからパーツをキレイに切り離す方法として、3つのコツを覚えていきましょう。

まず、第一前提としてパーツにキズをつけたり、破損してしまわないように気をつけて作業することがポイントです。

 

【キレイに切り離す3つのコツ】

✅ニッパーはランナーの下側から入れよう

✅パーツから少し離れた位置で切り離そう

✅ゲート跡をデザインナイフで整えよう

 

このようにコツさえ掴めば誰でもカンタンにできる作業内容です。

コツコツと地道な作業の繰り返しですが、完成度に深く影響しますので頑張りましょう!

 

ちなみにニッパーは必ず切れ味の良いプラモデル専用のモノを使いましょう。

(100円均一などでも入手可能ですが工具をケチるのはナンセンス)

 

こちらの記事でおすすめのツールを紹介していますので参考にどうぞ。

【素組編】プラモデルを製作する必須ツールとは?【おすすめ5選】こんばんは!クアッド・スターズのリョウタです。今日はプラモデル制作における必須ツールとは?をテーマに解説をしていきます。最近のプラモデル(ガンプラなど)は説明書どおりに組み立てるだけでリアルな仕上がりの再現が可能。基本的には接着剤不要でありパチパチとハメ込むだけの『スナップフィット式』が採用されています。パーツごとにある程度の色分けもされていますので、未塗装状態(通称:素組)でもカッコイイ仕上りの完成品を目指せます。とはいえ、よりリ...
【素組編】プラモデルを製作する必須ツールとは?【おすすめ5選】 - QUAD STARS BLOG

 

キレイに切り離すための3つのコツを詳しく見ていきましょう(^^)

【コツその1】ニッパーはランナーの下側から入れよう

ニッパーは手のひらで包み込むようすると安定感のある保持が可能です。

そのままパーツを切り離す作業に移るのも良いですが、まずはニッパーを入れる方向にも注意してみましょう。

 

【画像1】

画像1のようにランナーの上側からニッパーを入れた場合、肝心の大切なパーツが自分の手で隠れてしまっています。

このような場合、切り離すべきパーツとゲートの見極めが非常に難しく、キズや破損の原因になってしまいす。

 

【画像2】

画像2はニッパーをランナーの下側から入れ、しっかりとパーツを見て切り離すように改善した状態です。

 

【画像3】

ニッパーは表側(くぼんだ面)と裏側(平らな面)がありますが、画像3のように必ず裏側(平らな面)をパーツ側に向けましょう。

 

 

ニッパーの刃を入れる方向をランナーの下側から入れることで、死角となる要因が解消できました。パーツをランナーから切り離すには、もっとも安全な方法ですので試してみて下さいね。

【コツその2】パーツより少し離れた位置で切り離そう

パーツとゲートのギリギリで切り離すのではなく、パーツより少し離れた位置で切り離すのが正解です。

『2度切り』とも呼ばれていまして基本中の基本です。

2度切りをする理由としては切断面の白化現象を防ぐのと、パーツ表面をえぐってしまって傷つけないことが目的です。

 

【画像1】

1度目はパーツから少し離れた位置で切り離し(画像1を参照)、あえてゲート跡を残している状態です。(画像2を参考)

 

【画像2】

2度目はパーツをニッパーの刃先でキズ付けないように注意しながら、ギリギリでゲート跡を切り離します。(画像3を参照)

【画像3】

パーツの形状によっては若干のゲート跡が残る場合もありますが、この後のデザインナイフ工程で整えますので気にしないでOKです。

【コツその3】ゲート跡をデザインナイフで整えよう

丁寧に切り離しても切断面には必ずゲート跡が残ります。

ゲート跡はパーツ表面を指先や爪で触れるとカンタンに確認可能です。

切断面にゲート跡が残っていると明らかにデコボコしていますので、違和感があるようならデザインナイフでパーツ表面を整えていきましょう。

デザインナイフで整えるコツとして、パーツ表面のゲート跡に対してデザインナイフを横に滑らせるように少しずつ削っていきます。

焦らずユックリと作業を進めましょう。

パーツ破損!?3つのNG行為

ここからはパーツを破損してしまう3つのNG行為を紹介していきます。

キズや破損してしまっても復元する方法はありますが、なるべく余分な作業を増やさないようにしていきましょう。(選択肢の1つとしては、破損したパーツのみを注文も可能。)

やってはいけない3つのNG行為を詳しく見ていきましょう(^^)

【NG行為その1】パーツは無理やりもぎ取ると破損する

ニッパーを使うのが面倒だったり、そもそもニッパーを持いなかったりしても、無理やりパーツをもぎ取る行為はパーツが破損してしまいます!

✅切断面がえぐれてしまうので要注意

✅パーツを破損してしまう場合も有り

✅パーツの変形は組み立てに支障発生

 

【NG行為その2】ギリギリで切り離さないようにする

パーツをランナーから切り離すときは2度切りが基本中の基本です。

1度目はパーツより少し離れた位置でゲートから切り離し、2度目はパーツにキズを付けないようにギリギリを狙って切ります。

✅2度切りで切断面の白化現象を防止可能

✅ギリギリで切り離すとえぐってしまう

✅ある程度の白化現象なら補修可能

間違って1度目でバツッと切り取ってしまい、パーツ表面を白化させてしまったときの対処方法を紹介します。

爪でカリカリと少しだけ圧力をかけてあげることで、ある程度の白化現象は補修可能です。

その部分は若干テカテカした状態になりますが、素組でもトップコートで最終仕上げをすることで、ほぼ目立たなくなります。

【NG行為その3】パーツをえぐらないように注意する

パーツをえぐってしまっても補修可能ですが、パテを使用しますので少しだけ面倒です。

パテを使用すると完全硬化するまで作業はできませんし、紙ヤスリを使用して表面を整える作業工程が増えます。

✅パーツをえぐったらパテで補修可能

✅パテ補修は塗装することが大前提

✅パーツはえぐらないように要注意

パテを使用した補修をするなら塗装をすることが大前提です。

つまり素組では通用しません。よって、デザインナイフでゲート跡の処理をするときは細心の注意が必要となります。

今日のまとめ

いかがでしたか?

今日はプラモデル制作の基本中の基本である、パーツをランナーから切り離す3つのコツをテーマに解説をしてきました。

ランナーからパーツを切り取るだけの単純作業ですが、コツコツと地道な作業だからこそ超重要であり、しっかりとコツを覚えておきましょう。

やってはダメなNG行為はパーツを破損したり、かえって余分な作業を増やしてしまうので要注意です。

切れ味の良いプラモデル専用のニッパーは数千円で入手可能ですし、長く使えますので1本は必ず持ておくことを強くおすすめします。

この記事がカッコイイ完成品を目指すキッカケになれば幸いです。

今日はここまで!

では(^^)