【ドローンの入門講座】プロポとは?基本操作とモードについて解説!
こんばんは!クアッド・スターズのリョウタです。
ドローンの操縦をする場合には送信機(プロポ)が必要です。
プロポ(Propo)とはプロポーショナル(Proporional)の略語であり、プロポーショナルとは日本語で『比例する』という意味です。
ドローンやラジコンなどの機器は、プロポを使用して遠隔操作をして操縦します。
プロポと呼ばれるようになった由来は、スティックを操作した量に比例してサーボの動作量が変化することから、比例するを意味するプロポーショナルを略してプロポと呼ばれるようになりました。
今回の記事では、ドローンをプロポで操縦する基本操作をイラスト付きで解説します。
それでは、見ていきましょう(^^)
プロポの基本操作【ドローンの操作】
まず、プロポの持ち方は両手で保持します。(スティックの操作は親指を使う)
両手の親指で舵(スティック)を任意の方向へ上下左右に倒してドローンの操作をします。
プロポの持ち方は両手で保持し親指での操作が基本ですが、繊細なコントロールが必要なシチュエーションではプロポをネックピースで首から吊るし、人差し指と親指でスティックをつまんで操作することで難しい操作にも対応できます。
プロポを操作してドローンが動作する仕組みは、プロポのスティックを倒した量(操作量)によって、ドローンに搭載されているサーボの動作量が変化します。
スティックの操作量を指令値とし、インプットされた指令値を基準にサーボの動作量が変化します。
プロポの基本操作【モード2が主流】
プロポのスティック操作方法(左スティックは上昇下降・右スティックは左右へ移動など)を割りあてた状態をモードと呼び、モードには4つの種類が存在します。(現在のプロポではモード2が主流)
下記でスティック操作を割りあてたモード1~モード4をまとめています。
【モード1】
✅左スティック上下:前進と後進(ピッチ)
✅左スティック左右:左右へ回転(ラダー)
✅右スティック上下:上昇と下降(スロットル)
✅右スティック左右:左進と右進(ロール)
【モード2】
✅左スティック上下:上昇と下降(スロットル)
✅左スティック左右:左右へ回転(ラダー)
✅右スティック上下:前進と後進(ピッチ)
✅右スティック左右:左進と右進(ロール)
【モード3】
✅左スティック上下:前進と後進(ピッチ)
✅左スティック左右:左進と右進(ロール)
✅右スティック上下:上昇と下降(スロットル)
✅右スティック左右:左右へ回転(ラダー)
【モード4】
✅左スティック上下:上昇と下降(スロットル)
✅左スティック左右:差進と右進(ロール)
✅右スティック上下:前進と後進(ピッチ)
✅右スティック左右:左右へ回転(ラダー)
ドローンの動き【モード2】
現在のドローンではモード2が主流です。
モード2を使用したときのドローンの動きをイラストにて見てみましょう。
※モード2を使用したときのドローンの動き
過去にはモード1が使用されていた
ドローン(初期)やラジコンヘリ(シングルローター)では右スティックに上昇下降(スロットル)が割り当てられているモード1が使われています。
なぜ、ドローン(初期)やラジコンヘリ(シングルローター)にはモード1が使われているの?
その理由とは、初期のころのドローンやラジコンヘリの操縦において、スロットル方式が主流だったのがモード1が使用されるようになったと考えられます。
特に高度を変化させる上下方向の動きは、より繊細なインプットが不可欠です。
よって、右利きのパイロットがより繊細なインプットが可能になるように、右スティック側に高度を変化させる上昇下降(スロットル)のコントロールが割り当てられました。
現在のドローンではモード2が主流
現在のドローンではモード2が主流です。
それには理由があります。
【ドローンの技術進化が理由】
最近のドローンは高度一定での操縦が多くなったことが挙げられます。上下方向といった高度の動きに関してもジャイロセンサー(コンピューター制御)により速度制御が可能になり、パイロットの繊細な操縦は不要になりました。
右スティック側の上下(前進・後進)、右スティック側の左右(左進・右進)といったカンジで、前後左右の動きを右手側に割りあてたモード2が選ばれています。
【ドローンをスマホで操縦するメリットとは?オススメ記事はこちら!】
ドローンをスマホで操縦するメリットとは?【IoTの仲間】 こんばんは!クアッドスターズのリョウタです。 ドローンの操縦はスマホでしますか?それともプロポ(コントローラー)でしますか? 今回はドローンをスマホで操縦するメリットについて触れてみましょう。ちなみにドローンもIoTの仲間です。 IoTって何? IoT:Internet of Thingsの略称で読み方はそのままアイ・オー・ティーと呼びます。日本語ではモノのインターネットと訳し、少々乱暴な言い方ですがモノをインターネットにつないで通信する... ドローンをスマホで操縦するメリットとは?【IoTの仲間】 - QUAD STARS BLOG |
スティックの操作【名称と意味】
現在の主流であるモード2をもとに、スティック操作をした時のドローンの動きを見ていきましょう。
【左スティックを上下へ操作:上昇と下降(スロットル)】
✅左スティックを上側へたおす➡モーターの回転数が上がる➡ドローンが上昇する
✅左スティックを下側へたおす➡モーターの回転数が下がる➡ドローンが下降する
【左スティックを左右へ操作:左右へ回転(ラダー)】
✅左スティックを左側へたおす➡対角線上の2つのモーター回転数が上がる➡左へ回転(左旋回)
✅左スティックを右側へたおす➡対角線上の2つのモーター回転数が上がる➡右へ回転(右旋回)
【右スティックを上下へ操作:前進と後退(ピッチ)】
✅右スティックを上側へたおす➡後部の2つのモーター回転数が上がる➡ドローンが前進する
✅右スティックを下側へたおす➡前部の2つのモーター回転数が上がる➡ドローンが後進する
【右スティックを左右へ操作:左進と右進(ロール)】
✅右スティックを右側へたおす➡左側モーターの回転数が上がる➡ドローンが右へ移動する
✅右スティックを左側へたおす➡右側モーターの回転数が上がる➡ドローンが左へ移動する
プロポの役割とは【名前の由来】
プロポ(Propo)とは略語です。
プロポと呼ばれるようになった由来は、パイロット(操縦者)がスティックを操作した量に比例して、サーボの動作量が変化することから、プロポーショナルを略してプロポと呼ばれるようになりました。
英語名ではプロポーショナル(Proportional)であり、日本語では比例する、釣り合った、均整のとれた、などを意味します。
ドローンやラジコンなどの機器を遠隔操作で操縦するには、プロポ(送信機)は必須アイテムの1つです。
つまり、繊細なコントロールを要求されるドローンにとっては無くてはならない存在であり、プロポの役割とはドローンに操縦者の意思を伝える道具として認識されています。
僕がいちばん伝えたいこと【まとめ】
いかがでしたか?
今回はドローンの操縦には欠かせない、プロポについて解説をしました。
現在のドローンにはジャイロセンサーや、コンピューター制御などの技術進化によりパイロットによる繊細なコントロールは不要となり、正直なところ操縦に関しては誰でもカンタンに飛ばせます。
速度制御も可能になりドローンの操縦はスマホでも可能です。
しかし、繊細なコントロールをするうえではプロポの使用をオススメします。
プロポ(Propo)とはプロポーショナル(Proportional)の略語であり、プロポーショナルとは日本語で『比例する』という意味です。
繊細なコントロールが要求されるドローンの操縦ですが、プロポはパイロットの意思を伝える(比例させる)重要な役割を担っています。
今日はここまで!
では(^^)