【ミニ四駆の初心者向け】モーターの種類は3タイプ【特徴を解説】
こんばんは!クアッド・スターズのリョウタです。
早速ですが、ミニ四駆の勉強を始めていきましょう!
ミニ四駆にはイロイロな種類のモーターがあるけど、どんなタイプがオススメなの?
ギアやタイヤとの最適なセッティング方法が知りたい!
今日はこのような疑問点について解説をしていきます。
ミニ四駆のセッティングにおいて、モーターの特徴を理解しておくことは基本中の基本です。
モーターの特徴が理解できたら、ギアやタイヤとの相性を考えながら組み合わせをすることで、最適なセッティングが可能になります。
モーターの種類はざっくり分けると3タイプ
ミニ四駆で扱われるモーターの種類は、ざっくり分けると3タイプです。
【モーターの種類】
✅トルク型(トルクチューン、パワーダッシュ)
✅スピード型(レブチューン、スプリントダッシュ)
✅バランス型(アトミックチューン、ハイパーダッシュ3)
トルク型とは通称パワー型とも呼ばれ、モーターがシャフトを回すパワーが強く、スロープ(坂道)を上るのには必要不可欠な力です。
スピード型とはモーターがシャフトを回す回数が早く、シャフトが一定時間に回る回数(回転数)が多いため、より多く車軸(ホイール)を回せますので速度がより早く乗りやすいのが特徴です。
【トルクとスピードは反比例する】
✅トルク(パワー)を上げればスピードは落ちる
✅スピード(回転数)を上げればパワーは落ちる
パワーも追い求めればスピードは落ちる、逆にスピードを追求すればパワーは落ちる。
このようにトルク(パワー)型とスピード(回転数)型には、双方共に反比例の関係性ということになりますので、モーターによるそれぞれの特徴をしっかり理解してコースによって使い分ける必要があります。
搭載するモーターによってスピードをコントロールし、コースアウトしにくい安定した走りこそが最も重要であり、取り組むべき課題です。
トルク(パワー)型【大径タイヤとの相性】
トルク(パワー)型とはその名のとおり、モーターシャフトを回す力に焦点をあてたモーターです。
タイヤを通じてモーターの力をしっかりと路面に伝達していくようなイメージですが、そのぶん最高速は伸びにくいのが特徴です。
【トルク(パワー)型モーターの特徴】
✅加速力に優れている
✅コーナーの立ち上がりが良い
✅テクニカルなコース向き
ちなみにトルク(パワー)重視のモーターであれば、大径タイヤとの相性が良くオススメです。
大径タイヤの特徴としてタイヤの直径が大きいため、1回転で進む距離が長く最高速度は伸びやすい。しかし、タイヤの直径が大きいため回転させるにはトルク(パワー)が必須となる。
以上の理由からトルクチューンやパワーダッシュといった、加速力が優れたトルク(パワー)型のモーターと、最高速が伸びやすい大径タイヤとの組み合わせは相性が良いという訳です。
加速力に優れているトルク(パワー)型モーターは、コーナーの立ち上がりが良くテクニカルなコース向きであり、大径タイヤとの組み合わせでトップスピード重視のセッティングにオススメ!
スピード(回転数)型【小径タイヤとの相性】
スピード(回転数)型とは、モーターシャフトが回転する回数に焦点をあてたモーターです。
トルク(パワー)型と比べるとモーターの回転数を高めているため、そのぶんトルク(パワー)型と比較すると加速力は劣りますが、モーターシャフト1回転あたり多くタイヤを回すことで早く進めるのが特徴です。
【スピード(回転数)型モーターの特徴】
✅ストレートのトップスピード重視
✅ストレートが多いコース向き
✅減速後のスピード回復が早い
ちなみにスピード(回転数)重視のモーターであれば、軽量な小径タイヤとの組み合わせが相性が良くオススメです。
タイヤ径が小さな小径タイヤの場合、タイヤ1回転で進める距離は大径タイヤと比べると、当然ですが短くなります。
よって、なかなか速度が上がりません。(これをカバーするには高速回転が必須となる)
スピード(回転数)型にはレブチューンやスプリントダッシュがあり、ストレートのトップスピードが伸びやすいモーターと小径タイヤとの相性が良いという訳です。
小径タイヤは軽量かつタイヤ径の小ささが特徴ですが、トルクを余すことなく路面に伝えられますので、減速後のスピード回復が早いためダッシュ力重視のセッティングにオススメ!
バランス型【中径タイヤとの相性】
バランス型とはパワー(トルク)型とスピード(回転数)型、この2つの中間あの性能を備えるモーターであり、パワーとスピード共にバランスの取れたモーターです。
【バランス型モーターの特徴】
✅パワーとスピード型の良いとこ取り
✅バランス重視のため扱いやすい
✅オールマイティで使用可能
近年のレースではバランス重視のモーターを搭載しているマシンを良く見かけます。
バランス型モーターの種類にはアトミックチューンやハイパーダッシュ3がありますが、ちょうどこの2つの中間的な性能を持つライトダッシュモーターが非常に扱いやすくオススメです。
ここで迷うのが大径タイヤと小径タイヤどちらを選択するべきなのか?
バランス型のモーターであれば中径(ローハイト)タイヤとの相性がとても良く、近年主流である立体コースのように、コーナーやアップダウンの多いテクニカルなコースで多く活躍しています。
今日のまとめ
いかがでしたか?
今日はミニ四駆のモーターの特徴をテーマに解説をしてきました。
【モーターは3種類】
✅トルク(パワー)型(トルクチューン、パワーダッシュ)
✅スピード(回転数)型(レブチューン、スプリントダッシュ)
✅バランス型(アトミックチューン、ハイパーダッシュ3)
どのモーターが優れているのではなく、1つ1つのモーターには得意不得意はあります。
モーターが備えている性能をしっかり引き出すためにも、それぞれの特徴をしっかりと理解した上でコースによって使い分けるべきではないでしょうか?
安定した走りの実現にはセッティングにかかっており、ミニ四駆は1度手を離したらコントロールは不可能です。いくらスピードが出てもコースアウトしてリタイアでは全く意味がありません。
今日はここまで!
では(^^)