ドローンをビジネスとして活用するためには、飛行可能時間や耐久性などクリアしていく課題も山ほどあります。
次世代テクノロジーとして注目を集めています。
はたして、現実はどんな分野でも活躍できるのでしょうか?
今回の記事ではドローンをビジネスの将来性と可能性について答えていきます。
【本記事のメニュー】 ◆ クリアしていく課題とは? ◆ ドローン活用は一つの手段です ◆ ドローン=ロボットの強みを活かす |
【クリアしていく課題とは?】バッテリーの性能について
ドローンのテクノロジーは急速に成長してきました。そして、これからも技術の進化はますます発展していくと考えられます。
しかし、今現在のドローンにも『クリアしていく課題』はいくつも残されています。
バッテリー性能(飛行可能時間)
ドローンの飛行可能時間は、気候や飛行条件でかわります。
ドローンの機体重量や、いろいろな機能(付加価値)でも消費電力が多くなり、結果として飛行可能時間に影響します。
多くのドローンに採用されているリチウムイオンバッテリーは、あたたかい時期より、気温の低い冬場のほうがバッテリー性能が低下します。
【リチウムイオンバッテリーの仕組み】 ■ 素材となる物質⇒化学反応を起こす⇒エネルギーに転換
【気温が低くなると性能が著しく低下する原因】 ■ 気温が低いと化学反応そのものが起きにくい⇒性能が著しく低下してしまう |
標高の高さ(空気が薄い場所)でも推力に影響が出てしまいます。
結果としてバッテリーの持続時間に影響します。
【性能低下を防ぐおもな対処方法を紹介します】 ✔ 予備バッテリーの準備 ✔ 発電機などの電源の確保 ✔ ポケットなどで温める |
飛行可能時間が長ければいいの?
ドローンのオペレーションには、かなりの集中力を必要とします。
安定したフライトが可能ですが、油断は禁物です。
集中力が切れて墜落や衝突の可能性もありますので、『単純に飛行時間が長ければ良い訳ではない』ということです。
ドローンの性能アップと同時に、それに対応できるパイロットの技術力と対応力が合わさって、はじめて『便利で安全なドローン飛行の有益な可能性が見えてきます』
【ドローン活用は一つの手段です】メリット&リターンを考える
新たなビジネスチャンスとして、ドローン活用を広い視野で捉え、有効な手段として考えてみましょう。
技術の発展に関しては『開発・改良』と繰り返せば、いずれはクリアしていける課題です。
現代の風潮として「さまざまな分野でドローンの活躍が見込める!」ような雰囲気ですが、実際はどうなのか?
要するに、現状でドローン・ビジネスの使い道を有効活用『できる・できない』とするのも、それを使う人間次第です。
現代社会では深刻な人手不足。
それを補うためにAIやロボットの活躍が期待されています。
ドローンを利用すると得られる『メリット』があり、結果として人間にとって有益なリターンがどれだけ望めるかがポイントです。
ドローン=ロボットの強みを活かす【人間では不可能な分野】
ロボットと聞くと、どんなイメージを連想しますか?
『指示に忠実かつミスをしない』
正確な情報をインプットすれば文句も言わずに働いてくれます。
『繰り返しの動作が得意』
飽きずに淡々と同じ作業してくれます。疲れたりしません。
『他ロボットと連携できる』
余分なコミュニケーションとか必要ありません。
人間は生き物なので当然ですが、体調の変化やケアレスミスなども想定されます。ロボットは24時間365日休まず働いてくれます(長時間労働とか言いません)
さらに、ドローンは空中を飛べるので人間では不可能な領域での活躍が期待できます。
【今後の期待のおけるビジネス】
■『測量』
■『空撮カメラマン』
■『警備および監視システム』
最近、話題になっている『物流、宅配』『農業』はどうでしょうか?
荷物を運ぶにはそれなりのパワー(バッテリーの持続)が必要です。
農業での農薬散布も日本の規模の畑なら、あえてドローンを飛ばすメリットは無いような気がします。(AIが害虫を監視、生育具合を判断はいけそうですね)
上記はあくまでも、僕の見解なのであしからず。
しかし、ドローン・ビジネスは間違いなく未来の仕事として成立していくはずです。今後は誰も思いつかなかった未開拓の分野での活躍が期待できます。